初なり

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田植えでバタバタしていた間にも、
畑の作物はしっかりと生長していた。
今年初めてのキュウリが大きくなっていて、
これに初ナスが二本と大根菜も収穫した。
まみあな畑からもらった小さなカブと一緒に、
得意の一夜漬けにしておいた。

家の台所の片隅で、ジャガ芋が芽を出したので、
これも育つのかどうか、畑の片隅に埋めてみた。
いつのまにやら、狭い畑にいろんなものが育ち、
小さな花もたくさん咲き始めている。
蝶や蜻蛉の昆虫が少ないのが気掛かりだけど、
昆虫の少なさは、まだ風の補いで足りている。

全長5ミリほどのカマキリがいたり、
名前の知らない昆虫や小さな虫がたくさん、
畑にしゃがんでいると飽きずに出てくる。
植物や動物の命の繋がりを心地よく感じる。
僕の畑には人工的な肥料はいっさい入れないで、
周囲から刈った草と水だけで育てた野菜だ。

そうそう、忘れてはならないのが愛情だ。
命あるものはすべて愛情に反応するものだから、
草を寝かせるにも水をやるにも思いやりは大切だ。
「生き方としての自然農」を考えるようになって、
自分はたしかに豊かさが身に付いてきた気がする。
ますますお金に縁がないのも気持ちがいい。