211冊の本の紹介から・・・

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(10連休の姫)

「本と映画」のコーナーで、何冊の書評と何本の映画評を書いたか、
今回チェックしてみたら、211冊の本の書評と185本の映画評がありました。
一度はまとめを書いておきたいと思い、ざっと目を通したところ、
両方を一遍に書くのは無理そうなので、今回は書評で印象に残ったもの。
読んだときの印象が強烈で、その後の自分に某かの影響を残した本を選ぶと、
削って削って残ったのが24冊あり、その中に小説が7冊ありました。

どんな哲学よりも科学よりも社会学よりも、そうしたことを下地にして、
一つの世界を描いた小説の方に、強く引かれるものがあったのです。
現代では本よりも映画の方が盛んなので、映画に関するまとめを書くときには、
再度このこの物語性に触れることになりますが、今は本で考えましょう。
様々な社会現象に対して、多くの本が書かれて出版されていますが、
どんなに新しい考え方も、広く一般的になれば注目されなくなってしまいます。

例えば里山文化や地方の時代と言われて、既に久しくなりますが、
10年前には目新しくて、本も読んでみたいと思いましたが、今は読まない。
だけど深い「知」の話しや、「人生」を考える哲学的な内容の本は、
やっぱり残るし、小説の場合は時を超えて新鮮であり続けるものがあります。
下記に並べた7つの小説は、中にはドキュメンタリー的な者もありますが、
それは一つの事件を基に創作された、小説だと理解しています。

小説「旅の終わりに」
小説「国を救った数学少女」
小説「アンマーとぼくら」
小説「愛の裏側は闇Ⅰ」
小説「静かなる旅人」
小説「19分間 」
小説「わが悲しき娼婦たちの思い出」

そして時代を直に映した様々な本は、僕を成長させてくれたし、
こうした本によって、今の自分が出来ていることを強く感じるのです。
この16冊の本を並べて、読んだ順番に並べて思い出せば、
およそ自分が何を考えて生きているか、説明することが出来る。
だけど人間の本当のところは、更にその上を受け入れないと理解し損ねて、
薄っぺらな解釈しか出来なくなるのは、現代社会を見ればわかります。

◎「シュリンクス」
「イラン人 このフシギな人々」
アメリカに潰された政治家たち」
「それをお金で買いますか」
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」
「食べない人は病気にならない」
◎「脱成長の道」
「身体知」
「君自身に還れ(知と信を巡る対話)」
「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」
イスラーム金融」
「ワープする宇宙」
◎「愛するということ」
「皮膚感覚の不思議」
「音の経験・言葉の力」
「人生のほんとう」

解説ばかり長くなっては、本意を逸らしそうですからここまでにして、
あとは皆さんに、何か感じ取っていただくしかないでしょう。
【人間とは何か】【どう生きれば良いのか】50年間そう考え続けて、
今はある程度の答えの中を生きている、と僕は感じているのです。
それが正解であるとか不正解とか、そんな次元の話しではないのですから、
僕は自分が見いだした【生き方】で生き続ける、と言うことでしょう。

僕のブログの案内には、「世界は、広くて、深くて、面白い♪」
と書いてありますが、これは「多様性」そのものでもあるでしょう。
その多様性を単なる羅列ではなく、人生の味わいに結びつけて、
人はどう生きれば良いのかを考えるときに、物語性が重要になってくる。
せっかく産まれた命を活かす・・・とは、自らの物語を創ることで、
その手助けをしてくれるのが、【書き留められたもの】だったのです。